フードコース / 加藤 梨奈

内定先:スリースター製菓株式会社

卒業年:2024年3月
出身県:群馬県
出身高校:前橋育英高等学校

Q1. 就職先、進学先として内定先を選んだ理由・きっかけについて教えてください。

ANSWER 就職活動をするにあたり、自分自身の中での条件として、「大学で学んだ知識を活かせる仕事がしたい」、「地元の群馬県で働きたい」という2点を挙げていました。「ジョブカフェ」が開催していた合同説明会に参加した際、スリースター製菓株式会社に出会いました。その会社説明会の際に頂いたレーズンサンドのおいしさに衝撃を受け、もっとこの会社のことを知りたいと思ったことがきっかけです。実際に会社見学をさせていただいた際も、社内の雰囲気が明るく、こんな環境が働きたいなと考えるようになりました。

レーズンサンドの魅力について教えてください。

私がこれまで食べたレーズンサンドはラム酒の風味が強くて、お酒が得意ではない私には、食べづらい印象がありました。スリースターのレーズンサンドはラム酒の風味のバランスが程よく、クッキーと組み合わせることで、より一層美味しさを堪能できます。世代を問わず食べやすい商品だと感じ、様々な方に食べていただきたいなと思っています。

会社に入社してから、挑戦してみたいことはありますか?

まずは総合職採用という形で、製造部門での配属は決まっているのですが、製造で一連の作業を学んだ後に、将来的には品質管理の仕事に携わりたいと考えています。大学で食品安全学という授業を受け、自分が普段口にしている商品は、こうやって安全が守られているんだなという事を学びました。消費者の方々が、安心して美味しく食べていただけるよう、製品の安全を守っていきたいですね。

エントリーシートや面接練習、キャリアセンターを利用していただいていましたが、繰り返すうちに手ごたえのようなものは感じられるようになりましたか?

始めは漠然としたものを書いていただけだったのですが、キャリアセンターの方と話しているうちに、自分の中の考えが固まっていくように感じましたね。周りの人の意見をもらうことが、自分の気づけなかったことが気づけるチャンスだと思います。自己分析ってどうやればいいのか迷っている方は、人と話してみることで解決することもあるかもしれません。

就職活動での経験について後輩たちに伝えたいことはありますか?

自分の中で考えていても、絶対に行き詰まることはあります。そうなる前にキャリアセンターを活用するということと、様々な人から言われることかもしれませんが、とにかく就職活動の動き出しは早くしたほうがいいと思います。私の周りでも、遅く始めたせいで、焦ったり、中々決まらないということがありました。早く始める分には、選択肢は広がっていくと思います。とにかく早く動き始めて、自分のやりたいことを見つけてください。

Q2.大学で学んだことを今後、どのように活かしていきたいですか。

ANSWER ”幅広い視野で考える”ということを大切にしていきたいと考えています。この大学で学んでいる中で「食の安全」と一括りに言ってもそれは製造現場だけで確立するものではなく、生産者がどのような農薬を使用しているのか、製造では原材料の保管方法はどのように管理しているのか、製造した製品が店舗や消費者に届くまでの温度管理など食の安全を守るためには様々なことが関わってくるという事を学びました。自分の思い込みやルール等に縛られるのではなく、常に視野を広く持って柔軟に行動していきたい、と感じています。

学業以外にも様々な取り組みされていましたね。

クラブやサークル、ボランティア活動にも取り組みました。その中でも特に、6次産業化クラブについては、3年生の時に代表を務めさせてもらいました。その際に、学外の人たちを様々なやり取りをした経験は、これからの社会人生活でも役立つと思います。

代表を務める中で、やりきったなという事はありますか?

後輩にも言われたのですが、外部との繋がりを作ることが出来たと感じています。まず、6次産業化クラブ自体も引継ぎなどがあり、内部での体制を整えながら、学外の人たちとどうやり取りして、どう活動を広げていくかを常々考えていました。それを自分の代のうちにある程度広げることが出来て、次の世代へとつなげられたのは良かったです。

学外との接点に力を入れていたという事ですが、そういった周りを巻き込む力は、どういったところで培われましたか?

この大学に入学して、一番刺激を受けたのが、後輩の行動でした。私の周りの後輩がアクティブに行動する人が多くて、そういった人たちと触れ合っているうちに、面白そうだなとか、楽しそうだなと思って、自分自身も少しずつ動いていったことが今に繋がっているのかもしれません。また、何かやりたいと考えた時に、周りが協力してくれたのも大きいですね。

Q3.『これから食の分野を目指す高校生』にメッセージをお願いいたします。

ANSWER 本学は食の生産・加工・流通販売までの過程を学ぶことができる点が特徴です。
自分たちが普段食べている食品はどのような過程でやってくるのか、食品表示の意味など自分の生活に密接にかかわっている食というものを学んでいくと、スーパーに行っても今まで見ていた視点とは違う視点で見られるようになります。そこが食を学ぶことの面白さかもしれません。
高校生の皆さんも本学で学び、自分なりの食の面白さを見つけてみて下さい!

そう考えた理由を教えてください。

最初は農業をやりたくてこの大学に入学しました。しかし、1年生の時に授業を受け、フード分野は自分の生活と密接に関わっていることが多いという印象を受けました。元々「食べることが好き」ということもあったので、フードの授業にすごく惹かれて、フード分野を学ぶようになりました。本来、学びたかった分野とは違う分野を学びましたが、先生たちから面白く教わることができ、満足しています。

先生から教わったことで、印象に残っていることはありますか?

そもそも、大学に入学して一番良かったことは、現在教えて下さっている先生に出会えたことです。フード分野に進んだはいいものの、何をやりたいかというのは漠然としていましたが、その先生の授業を聞いて、フグについて興味を持ち、研究を始めて、自分の本当に興味を持てたことをやることは楽しいんだなと改めて認識しました。もし、その先生に出会えてなかったら、そういう風な経験も出来なかったし、こんなに大学生生活を楽しく送れなかったと思います。先生に出会えたことが、私は大学での1番の思い出ですね。

今後、入学してくる新入生や後輩たちにはどういうことを意識して、大学生活を送ってほしいですか?

ただ漠然と大学生活を過ごすのではなく、日々の行動や活動の中で、自分にとって楽しいこと、ワクワクすること見つけながら、大学生活を送ってください。大学生活は一生の中で4年間しかないので、普通に過ごすよりも、何か楽しいことがあったり、自分がのめり込めるようなことがあった方が絶対楽しいと思うので、何か1つでもいいので自分がワクワクすることを見つけてください。