
MOE KURODA
フードコース / 黒田 萌恵
内定先:一正蒲鉾株式会社
卒業年:2026年3月
出身県:山形県
出身高校:山形県立上山明新館高等学校
Q1. 就職先として内定先を選んだ理由・きっかけについて教えてください。
ANSWER 私は高校生の頃から「商品開発に携わりたい」という軸を持っていました。商品開発を行ううえで、常に良いものに触れ、知識や感性を磨き続ける姿勢が、より良い商品づくりにつながると考えています。その点で、一正蒲鉾が大切にしている「良いものを食べ、学び続けること」という考え方に共感し、開発に対する姿勢そのものに魅力を感じました。また、インターンシップに参加した際、自身が提案した「すり身麺」を印象的だと評価していただき、自分の発想が認められたことが自信に繋がりました。挑戦を後押しし、成長を支えてくれる会社だと感じたことが、入社を決めた理由です。
高校生から商品開発を目指していたとのことですが、その軸はどのようにして固まっていったのでしょうか。
高校生の頃に、代替フードの開発に取り組んだことがきっかけです。その経験を通して、商品開発の奥深さを実感しました。商品を「食べる側」だけでなく「つくる側」の視点で考えるようになり、良い商品には味や品質だけでなく、背景にある考え方や姿勢が反映されていると感じるようになりました。そうした価値を自分の手で形にしたいという思いが強くなり、商品開発を目指すようになりました。
インターンシップでの評価は、どのような気持ちの変化に繋がりましたか?
自分のアイディアが実際の開発現場で評価されたことで、自信に繋がりました。提案を一方的に否定するのではなく、良い点を見つけて前向きに受け止めていただけたことが、とても印象に残っています。もっと学びたい、成長したいという意欲が強くなり、「この環境で商品開発に挑戦したい」という思いに変わっていきました。
「良いものに触れ、学び続ける姿勢」に共感したとありますが、どのような点に魅力を感じましたか?
商品開発は、知識や技術だけでなく、日々の感性の積み重ねが重要だと考えています。一正蒲鉾が掲げている「良いものを食べ、学び続ける」という姿勢は、単なるスキル習得にとどまらず、食に向き合う姿勢そのものを大切にしている点が印象的でした。常に学び続けることで自分自身の視野や発想が広がり、それが商品に反映されていく環境で開発に携われることが、自分の目指す商品開発者像と重なっていると感じました。
Q2. 大学で学んだことを今後、どのように活かしていきたいですか。
ANSWER 大学で学んだことは、商品開発の場面で「物事を多角的に捉える力」として活かしていきたいと考えています。大学では、フードチェーンを軸に、生産・加工・流通・販売・消費まで、食に関わる幅広い分野を学びました。その中で、一つの商品は多くの工程や立場が関わり合いながら成り立っていることを実感しました。商品開発では、味や品質だけでなく、原料の安定供給、コスト、加工技術、安全性、流通方法、消費者ニーズ、さらには環境への配慮など、様々な要素を総合的に考える必要があります。大学で培った視点を活かし、現場全体を見渡しながら、実現性の高い商品開発に貢献していきたいです。
フードチェーンを学んだことで、特に印象に残っている気づきはありますか?
魅力的なアイデアであっても、原料の確保が難しかったり、流通段階で品質が維持できなかったりすれば、商品化は困難になるという点です。商品開発は単なる発想力ではなく、フードチェーン全体を理解したうえで成り立つ仕事だと学びました。
その学びは、今後どのような場面で活きると考えていますか?
開発の現場では、自分の担当領域だけでなく、製造や営業など他部署との連携が不可欠だと考えています。大学で多角的に学んだ経験を活かし、各工程や関係者の立場を理解しながら、物事を一面的に捉えず、適切な判断ができる人材を目指していきたいです。
商品開発者として、今後大切にしたい姿勢はありますか?
常に学び続ける姿勢を持ち続けたいです。大学で幅広く学んだことで、自分の専門分野だけでなく、周辺分野にも目を向ける重要性を実感しました。社会人になってからも知識や感性を磨き続けることで、より価値のある商品づくりにつなげていきたいと考えています。
Q3. 『これから食の分野を目指す高校生』にメッセージをお願いいたします。
ANSWER 食の分野には、商品開発・農業・水産業・流通・外食産業・研究・商品企画など、様々な選択肢があります。新潟食料農業大学では、食を生産から消費まで一連の流れとして学ぶことができるため、入学時点で進路が明確でなくても、学びながら自分の興味や強みを見つけていける環境があります。私自身も大学で幅広く学ぶ中で、「食に関わる仕事」と一言で言っても、その関わり方は多様であることを実感しました。4年間かけて学びを深める中で、自分が本当にやりたいことに向き合える点が、本学の大きな魅力だと思います。
食の分野を学ぶうえで、特に大切だと思う姿勢は何ですか?
高校生のうちから大切にしてほしいのは、「なぜ?」と考える姿勢です。なぜこの食品は美味しいのか、なぜ加工すると性質が変わるのか、なぜ食の安全が強く求められているのか。こうした素朴な疑問を持つことが、大学での学びや将来の研究、仕事につながっていくと感じています。
大学で学ぶうえで、役立ったと感じることは何ですか?
食を学ぶうえでは、化学・生物・物理といった基礎科目が大きな土台になります。在学中、基礎知識があることで実験や講義の理解が深まり、学びの面白さも増しました。高校生のうちから基礎を大切にしておくことで、大学での学びがより充実したものになると思います。
進路に悩んでいる高校生へ、メッセージをお願いします。
最初から「これがやりたい」と決めきれなくても大丈夫です。大学での学びや様々な経験を通して、少しずつ自分の興味や目標が形になっていくと思います。食への興味と学び続ける姿勢を大切にしながら、自分の可能性を広げていってほしいです。


